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Eメールマーケティングの現場発  メルマガノウハウインタビュー

メールアドレスの会員数は、他の施策と組み合わせることで、増やすことができる。四季株式会社

「キャッツ」「ライオンキング」「美女と野獣」等のミュージカルを行う劇団四季様。いま「リトルマーメイド」が大好評のようです。今日はそんな劇団四季様のメールマガジンについて、ご担当者様にインタビューすることとなりました。

メールマガジンの会員はどのように集めていますか?
劇団四季idセンターという登録制度があります。このサービスでは、IDを取得すると自分向けにカスタマイズされたマイページにアクセスできます。マイページには、お知らせBOX・フレンドリスト・クーポン一覧のメニューがあります。そしてIDがあれば、メールコンシェルジュなどの便利なサービスも利用できるようになります。メールマガジンは、このIDを登録してくれた方で、かつ、メール配信許可をくださった方に、配信しています。 この流れになったのは、2010年7月からです。当時、メールマガジン会員は、メールマガジン用登録画面を使って登録をしてもらっていました。
ところが、この流れだと、お客様は、当社サイトにアクセスをして、メールマガジン登録のために一度情報登録したにも関わらず、チケットを予約するときに、再度、情報を登録しないといけなくなります。 これでは、お客様は不便ではないか?手間がかかるのではないか?そういった課題を感じたため、予約システムとメールマガジンを連携統合させたような劇団四季idセンターを作りました。この連携によって、いくつかの効果がありました。まずは、お客様の手間を解消できたことです。次に、「あるミュージカルのチケットを購入した方には、ある演劇のチケットを案内する」など、提案型のメールを送ることができるようになりました。更には、メールマガジン会員数の増加ペースが高まりました。現在、メールマガジン会員数は月間1000件くらいのペースで増えています。
メールマガジンの配信はどのような流れで行われていますか?
まず、それぞれの演目の担当者がメールのコンテンツを作り、そのコンテンツを広報部門でチェックして、問題がなければ配信する流れになっています。メールを配信するタイミングは、上演が決定した時・チケットの発売前・公演の開幕前の3回程度を原則としています。時折、沢山メールマガジンを送りたい気持ちになりますが、メール配信頻度を高めすぎると、お客様の心象もよくないですので、そのあたりはコントロールしています。
メール配信結果としてのクリックカウントは、ほとんど取得していません。私たちがチケットを販売する窓口は、ネット・対人・電話と色々とあります。また、チケットの発売開始を案内する告知手段も、テレビ・雑誌・リーフレット・WEBと多岐にわたっています。このように、購入窓口も告知手段も数多くあると、メールがどこまで売上効果に影響しているのか、正確に掴むのは難しくなってきます。これが、クリックカウントを取得していない理由です。
御社では積極的に情報公開をしている様子がうかがえますが?
以前から、会報誌の運営には力を入れています。月1回、約18万人の方に冊子を送っています。会報誌を送った後は、目に見えてチケット販売数が増えますので、多くの方々に読んでいただいている感覚は持っています。ただ、発行が月1回ですので、会員様とのコミュニケーションには、間が空いてしまいます。その間を埋めるために、WEBやメールで、情報を発信しているつもりです。施策の1つで「200字コメント」がありますが、この企画は投稿数も多く、評価も上々です。今後、情報公開という意味では、ソーシャルコミュニケーションには興味を持っていますので、いい企画ができたら、実行に移していきたいと考えています。
WEBマーケティング活動で気になっていることはありますか?
最近の悩みとしては、WEBマーケティング運営の業務量が増えてきていることです。世の中のネット環境が変化するほど、業務は増えていきますので、業務をいかにシンプルにしていくか?がテーマだと考えています。あと、スマートフォン対応、特にスマートフォン向けのWEBサイト・予約システムについては気になっています。現在、2割のお客様がスマートフォンユーザであり、その比率は今後も増加していくでしょう。ただ、スマートフォン端末や回線状況が改良されてきているので、もしかしたら、敢えてスマートフォンを意識する必要がないかもしれません。スマートフォンについては、そういった2つの方向性をイメージしつつ、検討しています。
「劇団四季」とは?

1953年7月14日創立の劇団四季は、現在8つの専用劇場を持ち、年間のステージ数(総上演回数)は3000回を超えます。単純計算しても1日あたり8公演、多いときには日本列島の12箇所で劇団四季の舞台が上演されているということもあるのです。また、国内での上演活動の一方、海外交流や舞台芸術の振興を図るための様々なプロジェクトにも取り組んでいます。海外での公演のみならず、諸外国の優れた舞台芸術団体との交流、俳優や技術スタッフの養成についての協力など、その活動は多岐にわたっています。劇場での演劇活動以外にも、チケットシステムを独自開発するなど市民社会と演劇とのかかわりがより深くなることを目指してきました。こういった活動を支えている構成員は、俳優や技術部スタッフ、経営セクションなど総勢1000名を数えます。良質の舞台を世に送り出す、という目的のために集まった人々が、それを真摯なビジネスとして展開しているのです。

「劇団四季」詳しくはこちら!
メールアドレスの会員数は、他の施策と組み合わせることで、増やすことができる。

メールマガジン運営担当者の中で、会員数の伸びを悩みにされている方は、とても多いようですね。劇団四季様からは、情報を登録することで、メールマガジンが登録されるだけではなく、チケット予約やコンシェルジュサービス等を利用できる劇団四季idセンターを構築したところ、メールマガジンの登録数が増えたというお話を聞くことができました。残念ながら、劇団四季様と同じような施策ができる企業様は限られていることでしょう。ただ、この事例を、メールマガジン登録の魅力を増やすことで、会員数が増えた事例と考えれば、どんな企業様でも応用ができるのではないか?と考えています。

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