TOP > 特別リレーインタビュー > リレーインタビュー第13回

リレーINTERVIEW

ビジネスシーンでのEメール!特別インタビュー第13回 岡崎 司 氏

前回に引き続き、ミュージシャンの岡崎司さんのインタビューをお届けします。(08/5/27)

作曲というと、楽譜を書くのでしょうか?

五線譜は使いません。「音」で作り込んでいきます。今は便利な時代になって、コンピュータでなんでもできちゃうんです。ありとあらゆる楽器から人の声まで、例えばピアノにこのフレーズを弾かせてとか、オーケストラの音源とか、そういう音楽用のアプリケーションがあって、ほとんど生の音(スタジオで録音したモノ)を使わずに作ります。ドラムのトラック、バイオリンのトラックとか20から30トラックあるものを音量調整して通常のステレオのLRのツーミックスにして、それをCDに焼きます。
元々はギタリストなので、ギターは自分で弾きますし、唄う人の声などは録音しますが、それ以外は全てコンピュータだけで作ります。ハイスペックのコンピュータと、楽器というよりはオーディオ的な機材、それと音源のソフトで作り上げていくわけですが、普通の人が聴いたらまずコンピュータで作られた音だとはわからないと思いますよ。

お仕事はスタジオなどを借りて行うのですか?

自宅のコンピュータを使いますので、作曲やアレンジは自宅の作業場で行います。その後舞台で流すきれいな音に仕上げるために、スタジオに入って作業を行います。曲ができた時点で、アレンジもできているので、そのデモを練習中の稽古場で流します。"このシーンは変更になったのでここはゆっくりにしてくれ"とか、"ここを長めにしてくれ"というフィードバックがあれば、そこで最終的にアレンジを固めます。MIX用のソフトがあって修正もできますし、テンポを変えたり、キーを変えたりそれを修正する専用のソフトもあります。
デビュー当時はまだコンピュータがポピュラーではなく、シーケンサーという打ち込み専用のハードもあったんですが、カセットテープの4トラック、8トラックといった特殊なカセットデッキにドラムやギターを入れたりシンセサイザーを叩いたりと、アナログなことをしていました。それよりもっと昔は、ふんふん♪と鼻歌をテープに録音して、それをリハーサルスタジオでメンバーに聞かせて、簡易的にコード譜だけを書いて、こんな感じでお願いしますなんてこともやってました。スタジオに入らなくても、自宅の仕事場で何でもできるようになった今とは雲泥の差ですね。

どんどん進化しているんですね?

う〜ん、進化もしているけど逆行もしていて、デジタルでは音に温かみがないと言って、嫌う人もいますね。アナログの音はハイからローまでなだらかな曲線を描くんですが、デジタルってスパンと切れてしまうんです。スパンと切れると言っても人間の耳に聞こえない帯域ではあるんですが、実際にはどういう影響を及ぼしているのかというようなことが常々話題になります。
カセットテープって、音は良くはないんですが、音がつぶれるんですね。大きい音が入るとへこまして、小さい音だとちょっとノイズがでたり。それがいいと言って、コンピュータで作ってから、最終的にカセットテープを通して仕上げるとか、一度アナログのレコード盤にプレスして、プレーヤーでかけたものを録音したりする人もいますよ。
僕はそこまでシビアではないんですが、コンピュータだけで作っているとどうしても音が立体的じゃないので、スタジオに入って最終的なワーキングでアナログ機材を通したりもします。音をコンピュータの外に一回出して、アナログのリバーブの機械を通してまた入れ直すといった作業です。
自宅で一人で作ったものを調整するために別のスタッフが参加するんですが、エンジニアが別な世界観を感じたりすることもありますから、自分以外の人間に依頼することでマンネリ化を防いだりしますね。「ミックスエンジニア」という仕事があるんですが、僕がわからないノイズを指摘してくれたり、CDで聞きやすい音(大体どんなCDデッキで聞いても平均的な音)に調整してくれます。

曲作りで一番苦労するのはどんな時でしょう?

そりゃぁ、出ない時でしょう(笑)。
そういう時は、のた打ち回るか、この辺(二子玉川や自由が丘、渋谷)を散歩します。全く出ないということはないのですが、出たものをふるいにかけると大体落ちてしまって残らないんですよ(笑)。気晴らしに人と会ったりお酒を飲みにいったりもしますが、そういう日は作曲の頭にならないというか、その日1日回らなくなってしまうんですよね。
自宅で仕事をしていると常々仕事なんですが、最近切り替えができるようになってきましたね。締め切りがあるから怠けられないし(笑)。最近カメラに凝っているんですよね。元々趣味がないので趣味が欲しくて。それがないとずっと作曲しちゃうと思うんです(笑)。
でも、結果的には毎回何とかできるんですが、これも"運"なんでしょうね。

去年「おかげ様ブラザーズ」を再結成しましたね。

解散から11年ぶりに再結成したんですが、楽しかったですね。スケジュールが非常にタイトだったのと僕だけ東京なのであまり携われない状況でしたが、たまにコミックバンドもいいですね。チケットも、おかげさまで完売でした。面白いのは、お客さんの年齢層も一緒に上がってるんですよね。「今日は子供預けて来ました!」とか。僕らも弾けてたテンポで弾けなくなったり。そんな朽ちてきてる感じを楽しんでます(笑)。

今後の予定を教えてください。

7月からの古田新太さん主演の『五右衛門ロック』で流れる曲が何曲か残ってます。曲が出来上がってないのに今回もチケットは完売らしいです(笑)。新感線の集客力はすごいですよ。今回の顔ぶれは、映画でも撮れそうなキャスティングです。この舞台には僕もバンドのギタリストとしても参加します。
それと、9月9日には、O-WEST(オーウェスト)で「劇団☆新感線」のヘビーメタル曲だけを演奏するSKOMB(スコンブ)のライブをやります。誰か、ゲストを呼びたいのですが、これは全く未定です。
そして、9月28日には去年再結成した「おかげ様ブラザーズ」のライブも予定しています。こちらは、大阪だけなんですけど、詳細が決まったら、おかげ様ブラザーズの公式サイトで発表します。




今やコンピュータだけでオーケストラの演奏のような、複雑で厚みのある曲が作れるんですね。ご自分では、運が良いんですよとおっしゃっていましたが、ストーリーと役者さんと舞台を頭に描きながら、そして何より、演出家のいのうえひでのりさんの世界感を理解しながら、求められる曲を作り続けられるのは才能と努力の賜物だと思います。
演劇は敷居が高いと感じていたり、まだ劇団☆新感線の作品を観たことのない方には、≪ゲキ×シネ≫がオススメです。ここで岡崎さんの音楽に触れることができますし、きっと演劇のイメージが変わるはずです。

第14回特別インタビュー 吉川 みき 氏
第13回特別インタビュー 岡崎 司 氏(一部)

バックナンバー一覧へ
前のページに戻る このページのトップへ
  • メルマガノウハウインタビュー
おすすめ記事

[インタビュー] 四季株式会社様 メールアドレス会員数は、他の施策と組み合わせることで、増やすことができる。

[インタビュー] トライコーン株式会社 ソーシャル一括投稿システム「コトシロ」より多くのメディアに情報を発信することで、情報の露出効果が上がります。

[インタビュー] 株式会社監査と分析様 メルマガの企画・編集は、PDCAサイクルを回すこと!

[インタビュー] 株式会社亀屋万年堂様 クーポンの利用率は9%まで上がる!

[インタビュー] 株式会社極楽湯様 クーポンの内容によってメールのクリック率は大きく違う!

[メルマガ担当者] メール配信結果の指標

[メルマガ担当者] PDCAを回せない10の理由と対策


人気コンテンツランキング

メールの署名(シグネチャ)

Coltaオリジナル署名集。

Thunderbird(サンダーバード)の便利なプラグイン・アドオン

サンダーバードの便利なアドオンを厳選して紹介。

ビジネスメールのテンプレート

ビジネスで使いたいメールのサンプルをご紹介します。
最近のColta日記

3/14 [HTMLメール]「コルミのFacebookページ運用メモ 第1回」

2/28 [HTMLメール]「HTMLメール、フォント(書体)の指定はできるコル?」

11/01 [HTMLメール]「文章(テキスト)の流し込みも要チェックこる。」

10/17 [HTMLメール]「<table>にはいろいろリセットが必要なんですっ。」

10/04[HTMLメール]「<img>にはborder="0"を。」

9/05 [HTMLメール]「background-color/imageを検証してみよう!」

8/30 [HTMLメール]「HTMLメールにCSSのheightは使えない?!」

Colta日記一覧はこちら>>

メール配信ASPのトライコーン株式会社 メール配信代行サービス「アイモス」 LMA マーケティングオートメーションはカンタンに! LOOPASS(ルーパス)が広げるビジネスの可能性 代理店様向け キャンペーン運営サービス「IMOSSS(アイモス)」 メールを依頼したい!”PDCA”を回したい方へ PDCAつき文章作成サービス「アイモス」 無料試用版もあります。Salesforceメールアプリ導入実績No.1 営業効率を最大限化させるPardot運用支援 インターネットサービスに関わる担当者のための情報を紹介するブログ「Web Persons」 クーポン付きメルマガ登録サイト「メールホッパー!」 メールマーケティング辞典 WEBマーケティング用顧客管理システム「クライゼル/KREISEL」
ソーシャルブックマーク