TOP > 特別インタビュー > リレーインタビュー第8回

リレーINTERVIEW

ビジネスシーンでのEメール!特別インタビュー第8回 Photographer 石橋忠人氏

roundishの金谷さんからのご紹介で、石橋 忠人さんにお話を伺いました。(08/3/7)
石橋さんはオーディオ機器や家電などのプロダクトデザイナーで、デバイスタイルのカフェポッド専用エスプレッソマシンは、2007年度グッドデザイン賞を受賞されています。

どんな商品のデザインをされていますか?

元々オーディオメーカーのデザイン部門におりましたので、独立後もスピーカーなどの音響機器が多かったのですが、最近は家電品や医療機器なども手掛けるようになりました。さらに今のモデルだけではなく、10年後はどんな家電が受け入れられるかといった、アドバンスドデザインのアイディア出しなどでも協力させていただきます。具体的には、LED照明器具の場合、造型だけではなく、LED(発光ダイオード)を切り口に“何かやってください”といった依頼ですね。この“何か”とは、単に今の売り上げに寄与する商品という事だけではなくて、従来に無い使い方の照明器具や、ブランド価値が上がるような提案をして欲しい、といったようなことなのですが、最近はこのような抽象的な依頼も増えてきています。

最近プロダクトデザインという職業が脚光を浴びていますね?

どういう機能のものをいくらでどれ位作れば儲かるということが、今は見えなくなってきてますよね。では何を切り口に商品を企画するかというところで『デザイン』が必要になっているのではないでしょうか。
機能や性能といった価値ではなくて、デザイナーの提案する感性価値により付加価値の高いものを作っていこうという流れだと思っています。
例えば医療機器など、今まではあまりデザイナーが立ち入りませんでしたが、患者さんに対してはフレンドリーで安心感を与えるような、一方先生方にとっては新しく高度な技術をアピールできるような、両方に満足のいくデザインが求められるようになってきました。このバランスを取る作業に必要なのがデザイナーなんですね。

エスプレッソマシンはどのような提案をされましたか。

Photographer 新井卓氏

このスプレッソマシンは、ヨーロッパで主流になっているカフェポッドと言って、コーヒーの粉は専用のカートリッジを使います。淹れた後もカートリッジをポンと捨てるだけですので、淹れかたも掃除も従来のものより簡単です。デザインが良いのはもちろんですが、この“簡単に作れて、掃除が簡単”で“従来のマシンとは全然違う”ということを商品が語らなければいけないんですね。
従来のエスプレッソメーカーは、バリスタが使うようなごついものが一般的でした。家庭用でもそれを小さくしただけで、『おとこの趣味』という表現をされていました。しかしこれは誰にでも簡単に淹れられるということから、もっと柔和な、フレンドリーな、だけどおもちゃではないけれどコーヒーをたしなむ道具には見える、且つどこにもないデザインを開発する必要がありました。同じ機能が入る事を想定しても、最初はボイラーのある地熱発電所のようなイメージ、ヨーロッパのクラシカルな雰囲気、モダンでシンプルなデザイン、お手入れが簡単な形状などいろいろと提案させていただいて、最終的にこの形になりました。
かっこいいエスプレッソメーカーというだけではダメなんですね。ほかと違う何か、別のデザインランゲージで語られなければいけないということです。ポッド式エスプレッソは日本ではまだまだ認知度が低いですが、はじめの一球を投げさせてもらったということでしょうか。

グッドデザイン賞では「今までにはない新しさ」なども考慮されるのですか?

そうです、そういったことも評価されます。グッドデザインというとデザイナーだけが賞賛されるようなイメージがありますが、決してそんなことはなく、造型以外にも、エンジニアの存在、プランナーの着眼点などがとても大事なんです。

お仕事でメールを使いますか?

独立する時って、昔なら電話の対応をどうするか?っていうことを考えましたよね。でも私の場合はすでにメールがありましたので、この心配をしなくて済みました。メールがあるから一人で仕事ができますが、なかったら独立もままならなかったかも知れませんね。
クライアントさんとの連絡と言っても、設計の方など何人もの方とのやり取りが必要ですので、最初にメーリングリストを作って、あらゆる連絡はそのメーリングリストでするようにして情報の共有を図ります。
ただし、仕様決めや交渉ごとなどは、コミュニケーションが必要になりますので、実際にお会いしたり電話でお話させていただきます。最近は、機能や仕様の問題と心の問題は切り離して考えるようにしています。
今後メールに求めるとしたら、そういった人の心の問題にも対応できるリッチさではないかと思います。とは言え、メールによって開発スピードは飛躍的にアップしましたね。

よく利用するWEBサイトやメルマガはありますか?

WEBをみようとするとどうしても自分が見たいものに偏ってしまうので、そうではない、日経のビジネス系のコンテンツなどを配信してもらったりしています。フリーで仕事をしているので、デザイン以外の興味嗜好の方が発信する情報の方が大事なんですね。そういったことから刺激を受けたりします。

石橋忠人氏
KENWOODのデザイン部門に在籍の後、ビジネスコンサル会社勤務を経て独立。
医療機器や業務用流通機器など、今までデザインが入らなかった商品も手掛ける。カフェポッドエスプレッソマシン PD-1 で2007年度グッドデザイン賞を受賞。千葉工業大学での非常勤講師も務める。
写真は石橋さんデザインの、LED時計。


ゆったり、丁寧にお話をしてくださいました。オフィスにある作品どれにも、工夫や大人の遊び心が隠されていてとても楽しかったです。デザインって見た目だけではなく、使い勝手、その商品が持つ機能が十分に生かせることが大事なんですね。
無機質な生活製品をデザイナーの手でもっともっとカッコ良くして欲しいと思います。

第7回特別インタビュー 金谷 仁美氏

バックナンバー一覧へ
前のページに戻る このページのトップへ
  • メルマガノウハウインタビュー
おすすめ記事

[インタビュー] 四季株式会社様 メールアドレス会員数は、他の施策と組み合わせることで、増やすことができる。

[インタビュー] トライコーン株式会社 ソーシャル一括投稿システム「コトシロ」より多くのメディアに情報を発信することで、情報の露出効果が上がります。

[インタビュー] 株式会社監査と分析様 メルマガの企画・編集は、PDCAサイクルを回すこと!

[インタビュー] 株式会社亀屋万年堂様 クーポンの利用率は9%まで上がる!

[インタビュー] 株式会社極楽湯様 クーポンの内容によってメールのクリック率は大きく違う!

[メルマガ担当者] メール配信結果の指標

[メルマガ担当者] PDCAを回せない10の理由と対策


人気コンテンツランキング

メールの署名(シグネチャ)

Coltaオリジナル署名集。

Thunderbird(サンダーバード)の便利なプラグイン・アドオン

サンダーバードの便利なアドオンを厳選して紹介。

ビジネスメールのテンプレート

ビジネスで使いたいメールのサンプルをご紹介します。
最近のColta日記

3/14 [HTMLメール]「コルミのFacebookページ運用メモ 第1回」

2/28 [HTMLメール]「HTMLメール、フォント(書体)の指定はできるコル?」

11/01 [HTMLメール]「文章(テキスト)の流し込みも要チェックこる。」

10/17 [HTMLメール]「<table>にはいろいろリセットが必要なんですっ。」

10/04[HTMLメール]「<img>にはborder="0"を。」

9/05 [HTMLメール]「background-color/imageを検証してみよう!」

8/30 [HTMLメール]「HTMLメールにCSSのheightは使えない?!」

Colta日記一覧はこちら>>

メール配信ASPのトライコーン株式会社 メール配信代行サービス「アイモス」 LMA マーケティングオートメーションはカンタンに! LOOPASS(ルーパス)が広げるビジネスの可能性 代理店様向け キャンペーン運営サービス「IMOSSS(アイモス)」 メールを依頼したい!”PDCA”を回したい方へ PDCAつき文章作成サービス「アイモス」 無料試用版もあります。Salesforceメールアプリ導入実績No.1 営業効率を最大限化させるPardot運用支援 インターネットサービスに関わる担当者のための情報を紹介するブログ「Web Persons」 クーポン付きメルマガ登録サイト「メールホッパー!」 メールマーケティング辞典 WEBマーケティング用顧客管理システム「クライゼル/KREISEL」
ソーシャルブックマーク